日本ばね学会認定「ばね技術遺産」

日本ばね学会 『ばね技術遺産』 認定第18号

名称繰返したわみ式ばね限界値試験機
(株式会社明石製作所製)
製造年1967
所有者日本ベルパーツ株式会社
認定日2014年11月7日

認定理由

本機はJISに規定されている片持はり方式の繰返したわみ式ばね限界値試験機で、薄板のほか細線の試験も可能である。これらの試験片の自由端に規定の初期変位を50 回与えて曲げ応力分布を安定化させた後、偏心ローラの調節によりたわみ量を段階的に増加させて永久たわみ量が規定値を超えたときの最大曲げ応力からばね限界値を求めるものである。また、たわみ係数(曲げ弾性係数)は重錘を用いて求める。本機は高度成長期の日本で開発され現在も使用されており、技術史的価値が高い。
 よって、今後末永く保存されることを願い、ばね技術遺産に認定する。
繰返したわみ式ばね限界値試験機