日本ばね学会認定「ばね技術遺産」

日本ばね学会 『ばね技術文献遺産』 認定第16号

名称
(著者/編集)
3枚ばね試作研究報告書(複写)
((社)自動車技術会ばね技術委員会)
出版/発行(社)自動車技術会ばね技術委員会(1953年)
所有者日本ばね学会[寄贈者;日本発条株式会社]
認定日2017年12月1日

認定理由

本報告書は自動車技術会ばね技術委員会(委員長:亘理 厚 東京大学助教授)の乗用車用3枚重ね板ばねに関する報告書で、ばねの設計・試作・特性評価試験結果をまとめたものである。通産省の委託研究費を受け自動車メーカ・ばねメーカ・大学・公的研究機関の産学官が連携して研究を進めており、当時の乗用車性能向上意欲が強く窺える貴重な研究開発記録である。さらにその成果が初代クラウン(1955年発売)の後輪懸架用板ばね(ばね技術遺産第21号)として結実した点でも歴史的意義が深い。
3枚ばね試作研究報告書(複写)