日本ばね学会認定「ばね技術遺産」

日本ばね学会 『ばね技術文献遺産』 認定第19号

名称
(著者/編集)
ショットピーニング
(広瀬 正吉)
出版/発行誠文堂新光社(1955年)
所有者日本ばね学会
認定日2019年2月7日

認定理由

本書は、海外では第2次大戦前から研究・実用化されていたショットピーニング技術について、それらの実験結果および理論的解説を参照し、その意義・効果・機械装置・実施方法について幅広く解説を加えた著書である。ショットピーニングによる疲労寿命改善効果は繰り返し荷重が作用するあらゆる機械部品にその恩恵を与えとりわけ戦後、ばね製品の性能向上に多大な貢献を果たしてきた。本書はばねの設計・製造にかかわる技術者が参照する座右の書として長く活用され技術史的価値が高い。
ショットピーニング