名称 | STB-1C型 ドラム式表面処理装置 (新東工業 株式会社) |
製造年 | 1977年 |
所有者 | 株式会社東郷製作所 |
認定日 | 2023年6月7日 |
認定理由
本機は 1951年に世界初のドラム式機構として開発された表面処理(ショットピーニング)装置の原形を留めている。構造は 回転遠心力によるショット材噴射機構とワークを回転攪拌させるドラム機構からなり、均一な表面処理および処理後のワーク残留回避性に優れる点から、精度・耐久性・生産効率化に大きく寄与した。 本機はレースカー用弁ばねなど要求性能の高い分野で使用され、 今なお現役最古機として稼働中である。シリーズ累積1500台超の圧倒的シェアと実績を誇り歴史的・技術史的に高く評価される。 よって本機が今後末永く保存されることを願い ばね技術遺産に認定する。