号数 ばね論文集36号(1991年)
ページ数 pp.10-22
種類 論文
論文名 皿ばねの非線形変形挙動について
Title On Nonlinear Deformation Behavior of Disk Spring.
著者 濱田 實1)・荒木 敏弘2)
Author Minoru HAMADA 1)・Toshihiro ARAKI 2)
抄録 皿ばねが圧縮荷重を受ける場合に示す非線形の荷重−たわみ線図については、従来よりJ.O.Almen &A.Laszloの式が広く用いられてきた。これに対して、より精度の高い式としてG.A.Wempnerの式が提案されているが、これらの二つの式は、いずれも近似的仮定のもとに導かれたものであるから、これらの式がどの程度の誤差を含むかについて、皿ばねを使用する機械設計者はよく知っていなければならない。本研究では、皿ばねに対し弾性薄殻理論を適用して得られる支配微分方程式を差分法により数値的に解いて、精度の高い荷重−たわみ関係の解をいくつか求める。一方、上記の二つの近似式により対応する解を求め、これら三つの解を比較する。また、いくつかの場合に対して実験を行い、その結果も比較に供する。そして、これらの比較の結果を総合的に見て、二つの近似式の精度に関していくつかの知見を得る。
Abstract For estimation of the nonlinear load-deflection behavior of disk spring which is subjected to compressive load, an approximate equation presented by J.O.Almen & A.Laszlo has widely been used. Another approximate equation was also proposed by G.A.Wempner as a more accurate solution. Since these two equations are both induced from some aproximate as sumptions, mechanical designers using disk springs should know the degree of errors of the above-mentioned two equations.
著者の所属 1)阿南工業高等専門学校 2)日産自動車株式会社
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