日本ばね学会では学術的諸活動に加えて、ばね技術遺産の保護、顕彰を担うことも課せられた使命と考えております。
当学会ではお寄せいただいた情報をもとに調査し、認定基準に照らして認定の可否を判定し、認定された場合には、定例講演会において認定証と表彰状を授与する活動を行っています。
また、認定されたばね技術遺産の保護につきましても、事情の許す限り取組んでまいります。
【認定基準】
- 1)ばね製造・試験技術の進歩に著しく寄与した機器
- 2)現存する歴史的なばね加工機械及びばね試験機
- 3)技術的な独創性・新規性によりばねの加工技術に革新をもたらした機械
- 4)ばね業界の発展に著しく寄与した機械
- 5)ばね機能の応用を主な特徴とする歴史的な機械装置あるいは輸送機器
- 6)技術的な独創性・新規性により革新をもたらしたばねの初期製品
- 7)現在は製造されていないが、かつて社会の発展に寄与した歴史的意義のあるばね
- 8)ばね技術の発展ばね技術及びばね用材料を知るために重要と思われる文献や書籍
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ばね技術遺産認定機器の例
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なお、認定対象となる時代は日本に機械産業が芽生え、発展した明治、大正、昭和とし、必要があればその範囲を広げて適用します。
2013年度から開始した本活動の結果、現在までに認定されたばね技術遺産を以下に紹介させていただきます。また、皆様からのばね技術遺産候補の紹介は貴重な情報源です。「ばね技術遺産候補紹介票」により当学会宛ご連絡いただけますようお願い申し上げます。
連絡先: 日本ばね学会・事務局 〒101−0038 東京都千代田区神田美倉町12 MH−KIYAビル3階
Eメール:jsse@spring.or.jp TEL:03−3251−5235/FAX:03−3251−5258